株式会社レゾナック (社長: 髙橋秀仁; 以下、 レゾナック)は、 2021年2月5日にAMI Automation　(メキシコ、以下、AMI)の50%の株式を取得しており、その後5年以内に残りの50%の株式を取得するオプションを保有していました。このたびAMI株式の100%取得手続きが完了したことをお知らせします。

AMIは自動化ソリューションと高度な電力制御システムを幅広い産業に展開しています。特に鉄鋼業界で使用される電気製鋼炉（以下、電炉）向けの運転最適化ソフトウェアとサービスが活用されており、世界トップクラスの技術を有した世界的なイノベーションリーダーとして認知されています。くわえて、鉄鋼業界にとどまらず、製紙、輸送、セメント、石油など幅広い産業に対して、AMIはお客様ごとにカスタマイズした高度な電力制御最適化ソリューションを提供しています。

AMI株式100%取得完了に伴い、レゾナックのグラファイト事業部はAMI経営陣の新体制を以下の通り、　発表します。

 　・グラファイト事業部長の武田真人はAMI経営会議議長を兼務します。

 　・Bernardo Sainzは AMI の社長兼CEO兼Industrial System事業部長を務めます。　　　　　　　（経歴： 現Industrial Systems 事業部長。　鉄鋼、製紙、輸送、セメント、石油など様々な産業で使　　　　　用する高度な電力制御最適化ソフトウェアの分野において、30年以上に渡り、同事業部の成長をけん引する職務を歴任してきました。）

・Carlos de los Santos はAMIの副社長兼Meltshop Solutions事業部長を務めます。

（経歴： 現 Meltshop Solutions事業部長。お客様の電炉がより効率的に運転できるソフトウェア開発の普及に25年以上従事し、今では北米地区の約90％の電炉鋼生産においてAMIのソフトウェアが使用されています。）

レゾナックはグラファイト事業において世界6拠点に黒鉛電極の生産設備を有しており、世界トップの生産能力を持ち、高品質な黒鉛電極を展開しています。すでに、AMIとのデジタルソリューションにより、お客様の電炉運転の高効率化、安全性の向上、省エネルギー、温暖化ガス排出量削減といった大きな付加価値の提供を開始しています。今回のAMI株式100%取得により、AMIと共同での創造的なソリューションを提供を加速し、お客様がさらに持続可能な電炉運転の最適化に貢献することを進めます。　　　　　　　　　　

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