SCM Section Logistics Management Team
An inclusive and global work environment that allows individuals to be their true selves and still thrive, regardless of any disabilities
Nishizawa Risa
Nishizawa
Risa
2015年新卒採用 4月入社
できること・できないことの
理解が進み、
コミュニケーションが円滑に
この会社で働きたいと思ったのは、レゾナックグループの別の事業所で働いている、ろう学校の先輩からお仕事の話を聞き、興味を持ったのがきっかけです。さっそく大町事業所を見学したところ、ここでならスキルアップできると感じました。
ただ、聴覚障害者の採用は私がはじめてだったそうで、入社当初はコミュニケーションに苦労することもありました。それでも、筆談やメールでできるだけ情報を視覚化したコミュニケーション方法を繰り返していくうちに、周りの皆さんが私のできること・できないことを理解してくれて、コミュニケーションが円滑になっていきました。
積極的に筆談してくれる、話の要点をメモにまとめて伝えてくれる、私の代わりに電話やビデオ会議の発言をしてくれるなど、皆さん自分の業務で忙しいなか、いろいろとサポートしていただいているおかげで、ここまで成長してこられたと感じます。
英語を駆使して、
輸出入業務に携わることの誇り
現在、携わっている業務は貿易実務です。具体的にはグループの海外拠点からの輸入の手配、海外拠点への輸出の手配をしており、輸入に関しては、調達計画の立案業務も担当しています。
法律や貿易実務の知識、専門用語の理解が求められる業務であり、特に調達計画の立案業務はとても難しく、慣れるまでに時間がかかりましたが、この難しい仕事を私に任せてくれたことがうれしいです。
日々勉強して一定レベルの知識を習得したことに加え、業務への理解も深まってきたので、最近では突発的なトラブルでも一人で対応できるケースが増えました。私のように生まれつき耳が聞こえないろう者が輸出入業務を担当することは日本ではまれだそうで、携わっていることを誇らしく思いますし、夢だった海外の人々と英語のメールでやり取りをするこの業務にとてもやりがいを感じますね。
手話を覚えて
話しかけてくれる人も
職場の雰囲気は明るく、皆さん聞こえない私をごく自然にフォローしてくれます。しかも手話に興味を持ち、少しずつ覚えて、社内で話してくれる人もいるんです。手話を使って話しているときは、とても自分らしくいられる時間です。手話で簡単な通訳をしてくれることもあって、本当にうれしいです。
働く環境で言えば、フレックスタイム制の利用など、柔軟な働き方ができるので助かっています。自動車通勤で自宅が遠いため、天候によって出社を遅らせたり、趣味のアイスホッケーのトレーニングが深夜まで及んだ翌朝もフレックスタイム制を使わせていただいたりして、仕事もプライベートも充実させられる職場環境だと思います。
大町の街のとしての魅力はなんといっても北アルプスです。季節ごとに山の景色が変わっていく様子を見ていると、なんて美しいんだろうと思います。登山が得意な友人に山登りに連れて行ってもらうこともありますね。
もっと成長して、
貢献をもっとアピールしたい
これからの目標は、現在の業務をより高いレベルで遂行できるようになること。例えばもっと法律に関わることを学ぶことで、不備の見落としを私のところでより広範囲に防げるようになります。コンプライアンスの遵守が非常に重要な業務なので一つひとつの案件に集中しながら、スキルを磨いていきたいです。
もう一つ、私が誇りを持って働いているこの職場に、障害を持つ社員がもっと増えたらいいなと思っています。耳を使うことに関しては(電話対応など)、周りの助けが必要です。サポートしていただいている周りの方への感謝の気持ちを忘れずに、耳が聞こえなくても自分にできることは何か。できることを精一杯会社に貢献していきたいです。
Nishizawa Risaさんの一日
- 08:00 出勤
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当日の予定業務の確認及びメールチェック
- 08:30 作業
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航空貨物/海上貨物のデリバリースケジュールの確認
- 09:00 作業
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関係先(通関業者、社内関係者)からの問い合わせ対応
- 12:00 昼食休憩
- 13:00 作業
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関係先(通関業者、社内関係者)からの問い合わせ対応
- 16:00 作業
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輸入品黒鉛電極の調達計画の更新及び発注手配
- 17:00 退社
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明日の予定業務を確認し、退社。